大学入試|大学入学共通テストのポイント(背景や概要)

04/03/2019大学入試大学入学共通テスト

大学入試改革によって、センター試験に変わって大学入学共通テストが実施されます。この新しい大学入試では、これまで以上に多面的、かつ総合的に能力が評価されます。

これまでの入試と比べてどこが変化したのかを見極め、早めの対策を施すことが大切です。

大学入試改革の背景

今現在も激動の時代と言えるかもしれませんが、これからも日進月歩で時代が変わっていくでしょう。そこで時代に即した人材を育成するために、教育改革が行われました。そのうちの一つが大学入学者選抜の改革です。

これからの社会で求められる人材

  • グローバルな社会で活躍できる。
  • 知識を活用できるリーダーとなれる。
  • 正解のない問いを解決していける。

大学入試で選抜される人物像

  • 英語4技能「書く・読む・聞く・話す」が使える。
  • 知識は「多さ」より「使い方」。
  • 他者の意見・資料を踏まえ、論理的に伝えられる。

改革によって、「知識」はもちろんですが、より高度な「思考力・判断力・表現力」に加えて「主体性・多様性・協働性」まで問われるようになります。

また、これからの大学入試のスケジュールは以下のようになっています。

これからのスケジュール

  • 2020年1月:大学入試センター試験の実施(2019年4月時点の高校3年生が対象)
  • 2020年4~12月:英語の民間試験の実施(2019年4月時点の高校2年生が対象)
  • 2021年1月:大学入学共通テストの実施(2019年4月時点の高校2年生が対象)

次は大学入試の変化を個別に見ていきます。注目したい変化は3つあります。

ここが変わった大学入試

変化その1:センター試験から大学入学共通テストへ

これまでは、すべて客観式(マーク式)のセンター試験でした。これとは異なり、国語と数学で記述形式の問題が3問ほど加わります。

その他には、客観式(マーク式)の問題では「問題解決のプロセスを選択しながら解答」「複数の資料から情報を組み合わせて判断」など、思考力・判断力・表現力を問う問題になります。

  • これまで-センター試験
    • 全教科マークシート
  • 2021年から-大学入学共通テスト
    • 数学I・Aと国語で記述形式の問題を導入。
    • 英語で民間検定試験の結果を活用。
    • 資料提示型の問題の増加。

変化その2:英語で民間の資格・検定試験の活用

英語はセンター試験に引き続き、当面は大学入学共通テストでも「読む」「聞く」の能力を測ります。しかし、これだけでは「話す」「書く」の能力を測れません。ですから、4技能を評価するために、民間の資格・検定試験の結果が用いられます。

選抜する際にどちらの結果を用いるのか、あるいは両方を用いるのかは、今のところ大学共通ではなく、それぞれの大学によって異なります。ですから、志望大学の選抜要項を早めに確認しておきましょう。

また、資格や検定は何でも良いわけでなく、条件を満たしたものでなければならないので注意しましょう。

大学入試英語成績提供システム参加条件を満たしていることが確認された資格・検定試験

  • Cambridge Assessment English(ケンブリッジ英語検定)
  • Educational Testing Service(TOEFL iBTテスト)
  • IDP IELTS Australia(IELTS™)
  • 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEIC®)
  • 株式会社ベネッセコーポレーション(GTEC®)
  • 公益財団法人日本英語検定協会(TEAP、TEAP CBT、英検®)
  • ブリティッシュ・カウンシル(IELTS™)

気になる資格・検定試験については公式サイトをご確認下さい。

英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
「GTEC」は株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service (ETS). This product is not endorsed or approved by ETS.
TOEFL iBT is a registered trademark of Educational Testing Service(ETS). This product is not endorsed or approved by ETS.

アルクや進研ゼミでも英語4技能のための資格・検定試験の対策ができます。
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変化その3:推薦・AO入試での入学者の拡大

すでに実施されている国公立大学の推薦入試やAO入試は、「学校推薦型選抜」「総合型選抜」として拡大される見込みです。どのくらい拡大されるかと言うと、入学定員の30%とすることが目標となっています。

各大学が明示する選抜方針に基づいて、調査書や提出書類、小論文、面接試験などによって、多面的に評価されます。

以下に、平成31年度の募集人員の例を挙げておきます。

平成31年度の募集人員

  • 東京大学:一般入試 2,960人・推薦入試 100人程度
  • 京都大学:一般入試 2,666人・特色入試 157人
  • 大阪大学:一般入試 2,878人・AO入試 190人・推薦入試 170人

推薦入試やAO入試での入学者が拡大するとは言いましたが、たとえば東京大学の場合、100人程度を募集していますが、実際に合格しているのは60~70人ほどです。各大学が求めている人材でなければ選抜されないことに注意しましょう。

詳細な結果については公式サイトをご確認下さい。

AO入試の対策が不安な人はコチラを参考にしてはどうでしょうか。
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さいごに

センター試験は、とにかく暗記して知識を身に着けていれば何とかなるという一面がありました。しかし、新しい大学入学共通テストでは、知識だけでは足りないことが、変化その1やその2の中身を詳しく調べると分かります。

自分たちが求められているレベルをきちんと認識し、そのレベルに到達できるような準備がこれまで以上に必要です。そのためには、日頃から情報を収集することが大切です。その情報をもとに高校の3年間という期間を上手に活用すれば、しっかり準備できるはずです。いかに早くから行動を起こすかが重要です。

情報収集に役立つ書籍

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