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大学入試|大学入学共通テストのポイント(国語の場合)

新しい大学入試|大学入学共通テストの傾向と対策 国語

新しい大学入試は大学入学共通テストと言います。この共通テストでは、国語と数学で記述形式の問題が出題されます。

具体的にどのような問題が出題されるのかを確認してみましょう。

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ここが変わる大学入学共通テスト

従来のセンター試験では「用意されている選択肢の中から唯一の正解を選び出す」問題が出題されていました。もちろん、このような問題も出題されますが、それだけではありません。

大学入学共通テストでは、「設問が求めている内容を、自分なりにまとめて表現する」問題も出題されるようになります。このような問題は、国語と数学記述形式の問題という形で出題されます。

記述形式の問題が加わることによる変更点(国語の場合)

記述形式の問題が出題されることになり、国語ではいくつか変更点が見られます。

国語の変更点

  • 内容:記述形式の小問が出題(20~30字・40~50字・80~120字の3問)
  • 時間:80分から100分に変更
  • 評価:小問ごとに4段階、総合で5段階表示(80~120字は1.5倍の重みをつける)

このように変更点がいくつかありますが、いきなり共通テストを実施するのは大学入試センター側も不安です。万全を期すために、試行調査というものが平成29年度から行われています。いわゆるモニター調査です。

大学入試センターでは、新テストの円滑かつ確実な実施に向けて、従前より様々な観点から具体的な検討準備を進めており、平成29年4月には、組織体制の抜本的な強化を図るため、「新テスト実施企画部」を整備しました。今後も新テストに関する検証や試行調査(プレテスト)の実施を通じ、平成32年度からの円滑な導入に向けて取り組んでいきます。
大学入試センターより抜粋

この試行調査で出題された問題は、大学入試センターのサイトで閲覧することができます。問題だけでなく、正答例や問題のねらいなども掲載されているので、目を通しておいて損はないでしょう。

国語の変更点を実際の問題で確かめてみましょう。

試行調査から分かるポイント

画像は平成30年度に行われた試行調査の問題です。記述形式の問題で特に注意するのは、解答を記述するにあたっての条件です。この条件を無視すると、全く評価されないので注意が必要です。

この問いでは、資料、文章I、文章IIの3つの文章をそれぞれ読解する必要があります。問題文や資料を短時間で正確に読み取る必要があります。小問(1),(2)では、字数の条件があります。

平成30年度試行調査|国語小問(1)(2)

小問(3)では、字数の条件だけでなく、複数の条件が提示されています。これらを踏まえて解答を記述しなければなりません。

平成30年度試行調査|国語小問(3)

小問(3)では、二文で解答しなければなりません。また、一文目と二文目にそれぞれ書き出しの条件があります。これらを意識しながら、定められた字数でまとめる必要があります。

なお、文章については、著作権を考慮して省略しました。気になる方は公式サイトをご確認下さい。

正答例

小問(3)について正答例は以下のようになります。

  • 正答例1:話し手が地図上の地点を指さすことで、指示されているのは地図そのものではなく、地図が表している場所であることが聞き手には理解できる。それが理解できるのは、他者の視点に立つ能力があるからである。(95字)
  • 正答例2:地図上の地点を指差して「ここに行きたい」と言った場合、「ここ」が示しているのは地図の実際の場所である。それが理解できるのは、指さした人間の位置に身を置くことで、指さされた人間が指さした人間と同一のイメージをもつことが可能になるからである。(119字)
  • 正答例3:地図上の地点を指差して「ここに駅がある」と言った場合、「ここ」が示しているのは地図に対応している実際の駅である。それが理解できるのは、指さされた人間が指さした人間の視点に立つことで、実際に示したいものを想像するからである。(111字)

正答例は3つ挙げてありました。このように複数の解答が正答となる可能があるので、評価する側にとってはかなり負担になりそうです。

正答の条件

正答の条件は以下のようになります。

  • 80字以上、120字以内で書かれていること。
  • 二つの文に分けて書かれていて、二文目が「それが理解できるのは」で書き始められ、「からである。」で結ばれていること。ただし、二文目が「理解ができるからである。」で結ばれているものは正答の条件②を満たしていないこととなる。
  • 一文目に、話し手が地図上の地点を示しているということが書かれていること。
  • 一文目に、話し手が指示しようとする対象が実際の場所だということが書かれていること。
  • 二文目に、次のいずれかが書かれていること。なお,両方書かれていてもよい。
    • 指差した人間の視点に立つということ。
    • 指差した人間と同一のイメージを共有できるということ。

記述の条件はもちろんですが、要点となる箇所が解答に含まれていることも正答の条件になっています。

国語の記述形式の問題で求められていること

この問題で求められているのは、以下の2つです。

  • 分量の多い問題文や資料を短い時間で正確に読み取る読解力
  • 要点を端的にまとめ、与えられた条件を満たしながら相手にわかりやすく伝える記述力

これらはマーク形式の問題を解くだけでは身につきにくい力です。特に、記述力は日頃から「書く」訓練をしなければ身に付かないでしょう。

さいごに

記述形式の問題が加わったことで、時間が延びたことは良い点です。ただ、1人の人間がすべてを評価できないでしょうから、複数の人間で評価するだろうと考えられます。

従来のセンター試験では、機械による読み取りで、人の手が入る余地がありませんでした。それに比べて、記述形式の問題では、人によって評価に差が出る可能性があります。一律の評価を保てるのか不安になります。

ただ、この形式で出題されることは確定でしょうから、文句ばかりを言っていてはいけません。いつでも対応できるように準備しなければなりません。

センター試験では、正答が選択肢の中にあったので、「何となく読める」レベルでも対応できました。しかし、そのレベルでは記述形式の問題には対応できません。内容を正確に読み取る力を身につける必要があります。さらには、条件を踏まえて、定められた字数で要点をまとめる力も必要です。

読解力や記述力を短期間で習得することはとても難しいです。日頃から「書く」ことを意識して学習に取り組むことが大切ではないかと思います。

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